情報共有が要(かなめ)
私が感じる社風は、比較的意見は言いやすい環境があるということだと思います。課長、部長にしてもとても意欲的に話しやすい環境をみずから作ってくれていますし、かしこまってというような雰囲気は一切ないですね。ちょっとしたことでも時間をとって話を聞いてもらえるし、言いづらいことも素直に言えます。協力工場との緊密な関係構築が要のオウミ技研にとって情報共有は最も大切なことの一つです。長い歴史の中でいかに円滑にコミュニケーションをとるかというノウハウが自然と蓄積された結果だと思います。
私自身、一番大切にしていることは、ものごとを正確に簡潔に伝えること、です。明確に相手に伝わったのかを常に自分に問いています。聞き違い、勘違いが大きなミスにつながることも多いからです。当たり前のことをかもしれませんが、口頭で伝えても、あえて再度メールで送るようにします。自分の解釈だけでは絶対に話を前に進めない。わかりきっている、自分が当たり前と思っていることだからこそ、省略してしまうことなく、しっかり伝えることが大切です。
私たちは今、新しいことに取り組んでいます。パートナーである協力工場も遊技機だけをやっているわけではなく、経験豊富な会社が多いのです。長くお付き合いしている多くの協力工場にも、いろいろな業界での開発ノウハウがあるのです。さまざまなきっかけで情報共有をしていくことで、あらゆる角度からアイディアやノウハウを生んでいけることも私たちの大きな強みだと思います。