【遊技機事業部 ハードウェア部】 新卒2005年入社
お客様の仕様に基づいて回路、基板を設計
私は遊技機事業部の所属で、主な仕事は回路設計、基板設計を担当しています。ソフトウェア部のほうは、液晶・ランプ・モーターといったものをソフト制御する仕事をしていますが、それらを電気的に動かすためには制御基板というものが必要になります。私たちは、その制御基板の電子回路の設計・基板のパターン設計を行っています。いうならば、ソフトウェアを動かすためのベース作りになります。パチンコ台の中では、オウミ技研は映像や光といった目に見える部分の制御を行っており、この業界でサブ基板といわれるパートを主に担っています。サブ基板開発の流れとしては、大手クライアント様からシステム仕様をもらい、提供された仕様に基づいて設計作業を進めていきます。お客様の仕様には、使用する部品なども指定されることも多いので、縛りのある中で設計することにもなりますが、そのなかでどのように要求に応えるかが腕の見せどころです。そのあとも、設計をすれば終了ということはなく、実際に基板を試作して動作確認・検証を行います。その中で問題があれば設計にフィードバックをかけて…という流れを繰り返して、市場に出せるものを作っていきます。パチンコ全体のシステムは2~3年の定期的なサイクルで切り替わるので、そのときは大仕事になります。システムの変更は、いわば多くの部品の変更にも直結するからです。そのときはすべての基板の設計から検証をやり直すことになります。イメージでいうと、定期的に大きな波がやってくるということですね。

企画・ハード・ソフトまでを一貫して開発できる会社

私たちの会社には、ハードウェア部・ソフトウェア部があり、製品を作るうえで必要な工程をそれぞれ完結できる部署があります。いうならば、開発自体を全社で一貫して受けることができるのです。簡単にワンストップということにならないかもしれませんが、お客様にとっては非常に大きなメリットになると思います。工程ごとに会社が別々だと、クライアント様側はすべて自身でハンドリングをしなければいけなくなる問題に対して、私たちに任せてもらえれば、それがすべて1箇所で解決できるからです。当然横の連携もスムーズに取ることができるので、トラブルも少ない。量産もやっているので、何らかのトラブルがあっても、まとめてフィードバックができる。いわば一貫した開発ができる会社だと思います。

新しいものを常に吸収していきたい

職場の雰囲気をいいますと、今の上司は下の意見を吸いあげてくれるので、働く私たちにとってはとてもやりやすいです。でも逆をいえば、それは常に自分で考えて、自分から行動する必要があります。今は新しい開発にも積極的に取り組んでおり、それを通して幅広い技術の習得ができればと思っています。
子ども時代からものづくりが大好きで、ものづくりをもともとやりたかった思いがありますから。また、業務は業務で毎日とても楽しいのですが、長くいるのであれば管理職を目指したいという気もちもあります。とにかく、今は新しいことを日々なるべく多く吸収していきたいと思っています。