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1.152021
中小企業向け『簡易Iot』1|ラズパイ編1
【簡易Iotシリーズ1】
みなさん、こんにちは!
オウミ技研、ハード部のブログです!!
今回の投稿より、
『中小企業が導入すべきIotの形』すなわち『スリム化されたIot』について、
その詳細をお伝えしていきたいと思います。
※今後、当社が提唱する『スリム化されたIot』を便宜上、
『簡易Iot』という呼称にしたいと思います。
早速、今回の投稿内容ですが、
Iotにおける『ハードウェアのスリム化』に焦点を当てていきたいと思います。
先ず、Iotにとって『ハードウェア』と言えば、
まっさきに、システムの心臓部でもある『制御基板』を思い浮かべるかと思います。
その制御基板は、『基板』と『電子部品』から構成されますが、
作製コストがどの程度掛かるのか ご存知でしょうか?
以下に、『制御基板を新規で作製した場合の作業内容とそのコスト』を記します。
① 回路設計(設計検証を含む) ⇒ 適宜
② 基板のアートワーク設計(部品ライブラリの作成を含む) ⇒ 20万~
③ 基板作製(版下の保管を含む) ⇒ 15万~
④ 電子部品 ⇒ 適宜
⑤ 電子部品の実装(マウンターによる) ⇒ 1万~
⑥ 実装基板の動作試験 ⇒ 適宜
あまりボリューム感のない制御基板を作製する場合でも、
最低で40万近いコストが掛かることがわかると思います。
では、これらのコストを大幅に抑える(スリム化させる)方法は、一体あるのでしょうか?
制御基板の機能を絞る?
いやいや、機能を絞ってボリュームを落とした所で、大幅なコストダウンは見込めそうにありません。
ここは、『市販されている安価な出来合いの制御ボードを使用する』ことが最善の策となります。
でも、インターネットへの接続は? 通信モジュールでも使用しましょうか。
いやいや、モジュールのインターフェース設計・検証に別途、多額の費用が掛かるので、本末転倒では?
そうなんです、Iotにおいて、市販の制御ボードを使用する場合、そこが一番の泣き所になります。
しかし、これらの問題を全て解消してくれるものがあることをご存知でしょうか?
それが、今回の投稿のタイトルにもなっている市販ボードの『ラズベリーパイ(Raspberry Pi)』なんです!!
このボードは一体何者なのか? はたして本当に問題が解消できるのか?
次回の投稿を、乞うご期待!
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