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測温抵抗体とは?①

接触式の温度センサーと言えば、
先ず、『熱電対』が挙げられますが、
『測温抵抗体』という温度センサーをご存知でしょうか?

測温抵抗体の外観

今回の投稿では、
一般的にあまりなじみのない『測温抵抗体』について、
特徴やその使い方を解説したいと思います。

先ず、動作原理になりますが、
金属の特性でもある『温度が上昇すると電気抵抗値が大きくなる』を利用することにより、
すなわち、センサー内部の金属の抵抗値を測定して、
その値から温度を導き出します。

測温抵抗体(PT100)の抵抗と温度の特性グラフ

なお、センサー内部の金属には、
温度による抵抗変化率が高く、安定性と精度が高い等の理由から、
『白金(プラチナ)』が使用されます。
(上記グラフの「PT100」は、「PT→プラチナ」、
「100→温度0℃の時に抵抗値が100Ω」に由来)

また、センサー部と基板を接続する内部導線には、
『2線式、3線式、4線式』と3種類の方式が存在し、
一般的には、3線式が多く普及しています。

3線式の測温抵抗体の解説

特長については、熱電対と比較した以下の表を参照すると、
わかりやすく理解できるかと思います。

測温抵抗体と熱電対の特性比較

0℃付近の温度は、熱電対に比べ、約10分の1の精度で測定できる為、
低温測定で精度を重視する場面で多く使用されます。

では、使い方はと言いますと・・・
この先は、次回の投稿で!
ハード、ソフト設計の両測面からアプローチしたいと思いますので、ぜひ、ご期待を!!

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