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2.242023
SDカード(HDD・USBメモリ)の処分・廃棄方法|電気の疑問シリーズ3
こんにちは、オウミ技研、ハード部です!
今回の投稿は、『SDカードの処分方法』をテーマにお伝えしたいと思います。
みなさんは、古くなったSDカードを処分する際に、
カードの中のデータをどのように処置していますか?
多くの方が『データを全て消去してから処分する』と答えると思いますが、
実は、ここに危険な落とし穴があります。
PCやデジカメの消去操作だけでは、
ファイルのインデックスが消去されるだけで、データ自体は消去されていないのです。
また、フォーマット操作を行っても、データ自体が消去されることはありませんので、
消去したはずのデータが他人に見られてしまうということもあり得るのです。
では、カードを処分する際に、どのような処置を行うのが適切なのでしょうか?
考えられる方法は2つあります。
① カードの全容量に適当なデータを上書きする。
② 物理的に破壊する。
①の方法の場合、一見手軽そうに見えますが、
512GBの全領域に0または1を書き込んだ場合の所要時間を計算しますと・・・
☆ 『512GB』を『30MB/秒※』で書き込んだ場合 ⇒ 約4.75時間
※UHSスピードクラス3の最低保証速度
思いのほか長時間となり、あまり現実的な方法とは言えませんので、
結果的に、原始的な②の方法が適切な処置であるということになります。
※破壊したカードを廃棄する際には、必ず各自治体の規定の処分方法に従って下さい。
最後に、さらに知っておくと役に立つ知識を2つ紹介します。
☆ 今回の内容は、SDカードに限らず他のメディア(HDD、USBメモリなど)にも当てはまる。
☆ ファイルを誤って消去しても、その後、SDカードに上書き操作がなければ、
専用のソフトでファイルを復元することができる。
以上、ハード部でした!
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