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2.92017
認知症保険
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これまで介護保険というものが、40歳以上の労働者には公的保険制度としてありました。
しかし、民間企業による認知症保険というものが、最近新しく各保険会社から発売されました。
皆様がよく耳にする有名な保険会社としては、以下のような会社があります。
・朝日生命 あんしん介護認知症保険
・アフラック スーパー介護年金プラン
・太陽生命 ひまわり認知症治療保険
・三井住友海上あいおい生命 積立利率変動型終身保険
・メリットライフ生命 ロングタームケア
※五十音順
各社の保証プランに関しては、ホームページをご覧ください。
加入を検討する方の体調や周りの環境によって違うと思います。
記事として取りあげた理由としては、これまで公的ないわば強制的な介護保険しかなかったところに
民間の自由に加入できる保険ができたからです。
ご存じの方も多いと思いますが、日本は超高齢化社会です。
厚生労働省の予測では、2025年も過ぎた頃には、認知症患者が700万人以上になるとのことです。
昨年末頃に高齢者の定義が変わるようなニュースが、巷を賑わせていました。
「準高齢者」と言う呼称となるような人達を新たに設けようというお話です。
この際言葉の定義は横に置いておくとして、前世紀の同年代と比較すると今世紀の高齢者は、
身体能力が向上しているからとのことでした。
しかし、これはあくまで統計上の話であって、実際歳を取ると体力だけではなく、
身体機能にしても個人差が大きくなります。
それなのに一様に元気だから高齢者の定義年齢を引き上げようというのはおかしな気がします。
本題から話が逸れてしまいましたが、高齢化が叫ばれる一方では、若くして認知症を発症するケースがみられます。
早い人では40代から単なる物忘れではない「認知症」を患い始めます。
よく「物忘れ」と「認知症」の区別がつかないと言われますが、医学の見地からすると大きく異なります。
「物忘れ」は、忘れたことを自覚していますが、「認知症」は忘れたことを自覚していません。
話したことも食べたことも「自覚」していないと言うのが大きな特徴です。
そのため他の保険と違って、しっかりとした判断ができるうちに考えておかないと取り返しのつかないことになります。
国が皆保険として最後まで面倒を見てくれるなら考えなくても良いのですが、
ただでさえ社会保障費が膨らんでいて削減しようとしている時代の流れですから、
国民一人一人が将来のことを考えないといけません。
私も今後に備えて認知症保険の検討をしていこうと思います。
*認知症の徘徊にお困りの方は、こちらをご覧ください。