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7.82019
湿度と暑さの関係
みなさんこんにちは。今回はハードウェア部からの投稿になります。
7月に入り暑い季節が始まりますね。
さらに、今時期はジメジメしていて、汗っかきの私としては最も苦手な時期になります。(-_-;)
皆さんも、気温はそんなに高くないのに、外に出てみると実際より暑く感じて、不思議に感じた事はありませんか?
【湿度と暑さの関係】
私たちの体は、体内の温度を常に一定(約37度)に保つようにできています。
体温が上がると、毛細血管を拡張させ末端の血流をよくすることで、皮膚表面まで熱を運び、
さらに、汗をかく事で皮膚の表面で水分が気化して水蒸気になる際、皮膚表面の熱を奪います。
これを気化熱といいますが、この気化熱を放出することによって、体温を下げています。
ところが、湿度が高い時はどうでしょう。
空気は、水蒸気を取り込める量が決まっており、湿度が高いという事は大気中の水蒸気量が多いという事です。
大気中の水蒸気量が多いと、新たな水蒸気を取り込みにくくなってしまい、皮膚表面の水分がなかなか蒸発しません。
(皆さんも、雨の日には洗濯物が乾きにくいと感じた事があると思います。それと同じ理由です。)
そのため、気化熱を放出できなくなり、体温が下がらなくなってしまっているのです。
同じ気温でも、湿度が10%上がると温度が1~2度上がったのと同じように感じるそうです。これは大きいですね。
【除湿機の選び方】
エアコンにも、『除湿』『ドライ』などの機能がありますので、こちらを使う方法もありますが、
除湿機を購入されたいという方は、除湿方式に注意してみて下さい。
●コンプレッサー式除湿機
湿気を含んだ空気を冷却し、結露させ水滴にすることによって除湿する仕組みになっているのがコンプレッサー式除湿機です。
使用しても室温が上がり難い為、梅雨の時期や夏のような暑い時期に使いやすいのが特徴です。
●デシカント式除湿機
空気中の湿気を乾燥剤に吸着させ、乾燥剤をヒーターで温めることによって気化させたあと、
冷やすことによって水滴にする仕組みになっているのがデシカント式除湿機です。
1年中安定して除湿することが可能ですが、ヒーターを使用する仕組み上、室温が上がってしまう為、
冬の結露対策や衣類乾燥などの除湿に向いているのが特徴です。
●ハイブリッド式除湿機
上記のコンプレッサー式とデシカント式を組み合わせたタイプがハイブリッド式除湿機です。
温度が高い時はコンプレッサー式、低い場合はデシカント式に切り替えて除湿を行うため、
1年を通して安定して使用できるのが特徴です。
お財布にゆとりのある方は、こちらを…。
ちなみに私は比較的お手頃な『コンプレッサー式』を購入しました…。
※快適な湿度は40%~60%と言われています。何事もしすぎには注意してください。
湿度40%以下になると乾燥のしすぎで、ウイルスが活発になってしまいますし、
湿度60%以上では湿度が上がるほど、カビやダニが発生しやすくなってきます。
これからの季節、除湿コントロールを心がけると、より快適に過ごせるようになると思います。
私の様に汗っかきでない人も、暑さに困った時は一度検討してみても良いかもしれませんよ。
オウミ技研は、電子基板の試作から製造まで一貫して行っております。
暑さ…ではなく電子基板の事でお困りの方は、ぜひご相談ください。
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