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7.272017
自動運転車
企画部からの投稿です。
昔アメリカのテレビドラマで「ナイト2000」と言う車が登場する物がありました。
そのドラマの主人公が乗る車は、目的地まで自動で運転するだけでなく、
搭乗者と会話やゲームの対戦までしてくれるという夢のような物でした。
それがここ最近の技術進歩で、かなり実現に近いところまできています。
このような車が普及すれば交通事故は、大幅に減るのではないかと思います。
例えば認知症の高齢者の引き起こす交通事故のニュースが頻繁に報道されています。
特に多いのが、アクセルとブレーキの踏み間違いです。それと高速道路の逆走なども見受けられます。
これらは自動運転が実現すれば、ほとんど防げるような事故です。今でも様々な安全技術が実装されています。
それらの究極の形が、自動運転だと思います。
今年3月に道路交通法が改正されて、高齢者ドライバーの免許更新時に認知症の有無をチェックする体制が強化されました。
その甲斐あってか昨年比で今年1~5月の交通事故死亡者数が、前年同期比10.5%まで減りました。
1年を通じてどうなるかは終わってみないと分かりませんが、確実に交通事故が減っています。
免許の自主返納者が増加しているのもその一因とされています。
しかし、車がなくても生活が出来る地域に住んでいる方ばかりではありません。
日本一自動車保有率の高い群馬県では、車がないと生活に大きな支障が出ます。どこに行くにも車が必要です。
公共のバスや鉄道もありますが、運行している地域や本数が少ないという現実があります。
そのような地域で過ごしている高齢者にとっては、車はなくてはならない必需品です。
欧米では公道でのテストも政府が後押ししています。日本でも早くそうした環境整備が必要ではないでしょうか。
おそらく2020年の東京オリンピック開催までには、高速道路での自動運転が実現されているように思えます。
一般道の自動走行も2030年までには実現するような気がします。
高齢化社会の問題は、日本が先頭を走っていますが、韓国や中国などアジアだけでなく世界全体の流れです。
そのような社会をものづくりの技術で解決していきたいです。